理想の住まいを見つけるための優先順位と決断力 | 家づくり探検隊＠想家工房

家づくりのノウハウ

2024.05.02

家を建てる際、人々の希望やニーズは十人十色であり、誰もが完全に同じ家を求めるわけではありません。もちろん、建て売りの同じ家を買うこともできますが、その家でどのような生活を送りたいのかを考えることが不可欠です。

この考えを怠ると、「思っていた家とは違う！」と後悔する可能性が高くなります。誰もがそんな結末を望んでいるわけではありません。ですから、理想の生活を送るためには、どんな家ならその生活が実現できるかを明確にする必要があります。

たとえば、「○○ハウスの家を建てたい！」、「自然素材の家がいい」、「夏は涼しく、冬は暖かい家がいい」など、希望はさまざまです。これらを詳細に考えると、「トリプルガラスの樹脂サッシの家」や「無垢の床で壁は漆喰を塗った家」など、具体的な条件が浮かび上がってきます。

これにより、大きく二つのカテゴリーに分類されることがあります。「ブランド住宅」は誰もが知っている住宅メーカーや地域ナンバーワンの工務店などで、「性能住宅」は住んで健康で快適に暮らせる性能の家を指します。もちろん、どちらか一方だけを求めるのではなく、両方を併せ持った建築会社や工務店もあります。

しかし、希望には予算という大きな制約がつきものです。ですが、その制約を克服するためには、まず自分がどんな生活を送りたいのかを明確にすることが不可欠です。その後は、自分の希望が叶う建築会社や工務店を探すことができます。

しかし、その前に忘れてはならないことがあります。それは、絶対に優先順位を決め、妥協し、決断することです。何かをする際には、無意識的に優先順位をつけて行動していますが、意識的に優先順位を考え、妥協し、決断することが重要です。