暖かい家がもたらす健康効果!想家工房が提案する快適な住環境 | 家づくり探検隊＠想家工房

家づくりのノウハウ

2024.04.01

2016年から慶應義塾大学理工学部の伊香賀俊治教授らが行っている調査によると、冬季に温かい家に住むことで、脳神経が2歳若くなるという結果が出ました。この発見から、暖かな住環境が健康に与える影響が明らかになりました。

温かい家では脳年齢が若く保たれ、認知症の発症も遅れるとの見解もあります。暖房が不十分な家では室温の変化が激しく、これが血管の拡張収縮を繰り返し、動脈硬化を進行させ、脳の劣化を早める可能性があるとされています。また、寒い家では高血圧症や動脈硬化を発症しやすく、夜間頻尿のリスクも高まります。

WHOは、冬の最低室温として18度以上を勧告していますが、調査によれば、多くの住宅ではこの基準に満たない状況が見られます。特に寝室の室温が十分でない場合、睡眠の質や健康に深刻な影響を及ぼすことが指摘されています。

暖かい家を実現するためには、断熱性の向上が欠かせません。しかし、断熱改修工事はコストがかかるため、窓の改修やカーテンの活用など、手軽な方法も模索されています。さらに、自然素材を用いた部屋の内装や、室内の湿度管理なども健康面での効果が期待されています。

暖かい家がもたらす健康効果は、睡眠品質の向上や認知症のリスク低減、日常生活の快適さなど、さまざまな側面に及びます。積極的な住環境の改善は、心身の健康を維持し、豊かな生活を送るための重要な要素です。