世界的木材不足によるマイホーム建築への影響 | 家づくり探検隊＠想家工房

家づくりのノウハウ

2024.03.15

マイホームを検討している方々にとって、現在大きな問題が発生しています。世界的な木材不足が深刻化しており、その影響で建築業界では「ウッドショック」と呼ばれる状況に至っています。

この木材不足の背景には、米国での住宅需要の急増やコンテナ不足などさまざまな要因が絡んでいます。その結果、木材の価格が急騰し、建築業界に多大な影響を与えています。特に、世界最大級の先物市場である米シカゴ・マーカンタイル取引所の木材先物価格が急上昇しており、昨年から3倍以上に値上がりしています。

2023年4月27日時点では、木材の価格が20％から30％も値上がりしており、断熱材の一部も20％値上げされるという通達が出されています。このような資材不足と価格上昇の影響で、数百棟の木造住宅を建築するメーカーでは、契約者に建築の遅れが発生する可能性があり、建築の時期が不透明になっています。

このような状況下では、マイホーム建築を検討している方々にとっては、計画の変更や建築の遅延といった課題が生じる可能性があります。建築業界全体がこの木材不足の影響を受けており、今後の動向が注目されます。